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――ハテナキヤミニ
        サスヒカリ――


 「俺様のものだ」


 その言葉は、しっくりと耳になじんだ。

 赤子だったころに言ったときよりも、しっくりとなじんだ響き。
 俺の予想に反して、マグルの中で育ったにもかかわらず光の道をまっすぐに歩む子供。
 直視できないほどの輝きに、湧き上がるのは羨望と殺意と、恋慕。

 「俺様が殺す…」


 なんと甘美な響きだろう…。

 俺は、その瞬間を舌なめずりをして考える。
 お前を闇に引きずり落とす、その瞬間を。
 血と闇に穢れても、お前はきっと美しいだろう。

 「この傷は俺様がつけた」


 そう、死の呪文の印。

 ハリー・ポッターの額の稲妻傷。

 「俺様のものだ」


 進む先に見つけたもの。


 ……必ず手に入れる。


 果て無き闇に差す光――。

   


わーい、第二弾です!
かきじゅんにわがままいいまっくてますよー。
06.6.9