「せいかぁ〜」

めずらはく元堅は飲みすぎたようで、目の焦点が合っていなかった。



ちょっと、かわいかったり。



「酔っ払い……」
「俺はよっぱらってなんかいない!」
ボソっとつぶやいた俺に、元堅はシャキっと返事をして、それからへにゃりと崩れた。
「ここで寝るな。風邪をひくだろう」
一応、体をゆすってみるが、もう元堅は夢の世界の住人で。
「んぁ…」
と、意味不明な言葉を発するだけ。


俺は腰に手を当て、元堅を見下ろした。


元堅は俺よりはるかに大きい。
しかも今、グデンクデンに酔っている。
困った…。
置いておくのも風邪をひきそうだし…。

「青樺…」
むにゃむにゃと俺の名を呼び、手が彷徨う。
そんな元堅の姿に、ぷっと吹き出した。
「しかたない」


寝台まで連れて行くのは無理として、布団ぐらいはかけてやるよ。

こんなに酔っ払っても、俺のところに帰ってきてくれたことがうれしいから。

寝顔が、ちょっとかわいかったりするから…。



END


あとがき
甘っ!!

ちなみに、過去の落書きネタより掘り起こし…。

2007.かきじゅん