今日はハロウィンである。
町中にお化けかぼちゃが飾られ、子供がせわしなく行き交う。
「Trick or treat!」
お菓子くれないと、いたずらするぞぉ!と、かわいらしく、家々を訪ねるのだ。
きっと、子供たちは意味など知らないのだろう。
ただこの日だけは、魔法のようなこの呪文を唱えたら、お菓子がもらえるということだけが、子供たちの真実。
しかし、ここデーデマン家の大人たちのハロウィンは、ほんの少し違っていた…。
Trick or …?
ハロウィンは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられたのが始まりという。
ケルト族の1年の終わりは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚火を焚いた。
更にそこへ加わったのが、9世紀ヨーロッパの『ソウリング』という風習。
万聖節にキリスト教徒たちは村々を巡って『魂のケーキ』と引き換えに、亡くなった人たちへ祈りを捧げ、これが、お菓子のおねだりにつながった…らしい。
が。
子供たちがお菓子をもらえる日と思っているのであれば、大人たちはパーティーをする日。すなわち、酒を飲む日だと思っているわけである。
そんなデーデマン家の夜。
すでに酔っ払った人たちが、どんちゃん騒ぎをしているその一角。
[Trick or love?]
いつもどおり素面なヘイヂが、Bに尋ねた。
通常なら、Bも素通りしただろう。
しかし、Bは酔っ払っていた。
「love!」
そういって、ヘイヂの頬にキスをした。
それを見たセバスチャンが、機関銃を持ってヘイヂを追っかけまわしたのは言うまでもないだろう…。
END
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急ごしらえハロウィン企画っ!!
ということで、第3段です。
もっと、ギャグ仕様の激しい話を考えていたのですが、あまりの仕事の忙しさに忘れました☆
ということで、短いですが…。
今日は、これで打ち止めです。
ありがとうございました。
2006.11.3 かきじゅん