優しく笑ってっ!



 ある日の午後。
 「シェゾてさ、あまり笑わないよね」
 アルルがシェゾの顔を覗き込んで、こんなことを言った。
 「気のせいだろ」
 そんなことはどうでもいいシェゾは、素っ気なく返す。
 その態度に不満なのか、アルルはシェゾの顔を凝視する。
 「…なんだよ」
 不機嫌そうな声、眉間に皺。そんな顔で言う。
 「ぜったい少ないよっ」
 アルルは頬を膨らませいう。
 「お前みたいに笑う必要がないだけだ」
 頬を膨らませるアルルに内心どきどきしながら突っぱねると、アルルはシェゾの頬を力一杯引っ張った。
 「いたたたたたっ。何するんだっ!」
 手を振りほどき抗議の声を上げると、今だにぷくっと頬を膨らませ、不服そうにシェゾを睨んでくるアルルと目が合った。
 「いったい何がそんなに不満なんだよ!」
 と聞くとアルルは不貞腐れて「別にー」と顔をそらした。
 その態度がシェゾの感に障る。
 だから仕返し膨らませている頬を引っ張る。
 「いったーい!」
 「さっきの仕返しだ」
 アルルはシェゾに引っ張られた頬をさする。
 「そんなのいらないよー」恨めしそうにシェゾを睨む。
 その視線に気が付いたシェゾは不適に微笑む。
 「…むっ」
 そんな顔をされると、怒るに怒れない。
 「どうした?」
 次の瞬間アルルはシェゾの顔に傍にいたぷよを投げ付ける。
 「…ぶっ!?なっ…、何しやがるっ!!」
 見事に顔にぷよがヒットしたシェゾがアルルに食い付く。
 アルルは不適に微笑み、
 「いざわるな笑みしかしないからだよーだ」
 とシェゾの肩に顎を伸せ、べー、と舌を出した。
 「なっ!?」
 何か言いたげだが、シェゾは金魚のように口をぱくぱくさせた。
 「へへ」
 そんなシェゾをみながら、アルルは無邪気に笑った。

おわり




ただどうでもいい、ケンカをするシェアルがかきたかっただけ!
シェゾとアルルだと本気でケンカするんだろうなー。サタンだったらアルルが一方的に怒って、後でご機嫌取りかな。
ラグナスだったら、秘技・勇者スマイルで収束させそう。(なんだ、その技はっ・・・!)
ちなみにルルーだと、ルルーの逆ギレでそれどころではなくなるとか(笑)それかアルルが泣いてルルーが気を悪くするかかな。
ちなみにサイト上はup物はないですが、泣かせるのも好き。
2009.11.8 天神あきな