いい天気で遊びましょう




 「ん〜」
 今日は天気がいい。
 大きく身体を伸ばしながらアルルは思った。
 こういう日には出かけたくなる。
 「ねぇねぇかーくん」
 「ぐ?」
 「川にいこっか」
 かーくんは少し間を開けてから、
 「ぐー!!」
と言ってかけだした。
 アルルは笑いながら、
 「かーくん待ってよー。お弁当準備しなくちゃ!」
と言って慌てて準備に取りかかった。


 「本当にいい天気だね、かーくん」
 「ぐー!」
 川の畔でシートを引き、アルルとカーくんはお昼ご飯を食べていた。
 極力日陰を選んである。
 カーくんはご飯を食べると、元気よく川の方へかけだしていく。
 「かーくん待ってよー」
 アルルも急いでカーくんの後を追った。 かーくんは一直線で川を目指している。
 ふと大きな木の陰に人影が見え、危ないと思ったがとまれず突っ込んでしまい、変な悲鳴を上げる。
 「わぁっ!?」
 木の陰の人影に思いっきりつまずいてしまった。
 「いたたたたた」
 お尻をさすりながら怪我の具合を確かめる。
 大したことはなかった。
 「あっ、シェゾだ」
 「あっシェゾだ。じゃないっ!!」
 シェゾもアルルが突っ込んできたせいで、痛かったらしく、今にも闇の剣を抜きそうである。
 「そんなところで寝てると風邪引くよー」
 「貴様〜」
 「ごめん、大丈夫だったシェゾ?」
 「言うのが遅いっ!!」
 シェゾはアルルの頭にチョップを入れる。
 「痛いじゃんかー」
 不満な声を上げるが、シェゾがもう怒ってないことに安堵する。
 「ところでシェゾ。ココで何してるの?」
 「・・・昼寝だ」
 本当かどうかは分からないが、そう言うことにしておこうとアルルは思った。
 「そう言うお前はどんな用事だ?」
 シェゾが質問をそのまま返してきた。
 「ボク?ボクはかーくんと遊びに来たんだよ」
 「相変わらず、お気楽だな」
 そう言うと欠伸をして、もう一度寝っ転がり、目を閉じた。
 (シェゾの方がお気楽だよ)
 心の中でアルルは笑った。
 アルルの忍び笑いに気付いたのか、シェゾがアルルの顔を見る。
 「なんだ?」
 「な〜んにも。それよりシェゾ、川で遊ぼう!」
 「・・・はぁ?」
 呆気を取られ、おもわずアルルの凝視する。
 「せっかくのいい天気だしさー、ねっ、行こう!」
 アルルはシェゾの返事を聞くことなく、シェゾの手を取り川へと向かう。
 「オイ、アルル」
 引っ張られながらシェゾも続く。


  せっかくのいい天気だから、今日は沢山遊びたい。


  君も陽にあたってみよ。


  今日も輝いてるから。  


 END


   


シェアルもどきでごめんなさい。
愛はこもってます。
2006.8.22あきな